栄養士だと自己紹介をすると、多くの人が「病院や小学校の給食を作る人」という認識ですが、栄養士の仕事はもっと幅広く、利便性の高い仕事です。「栄養」という文言がある事からお分かりいただける通り、栄養士は食事だけに留まらず、栄養のスペシャリストなのです。

自分は関係ない、と思っていませんか?栄養が関係するのは、成長期の子供や病人、妊婦、アスリートだけではありません。

美容・ダイエット・健康管理…栄養の知識は、日常に活かす事が出来ます。


例えば、美容やダイエットに興味・関心の高い人。ある栄養素が美容にいいからと、サプリメントで摂取していませんか?


積極的に栄養を摂取しようという姿勢は良い事ですが、サプリメントは栄養士としてあまりおすすめ出来ません。なぜなら、身体はサプリメントを「食事」ではなく「薬」だと認識するからです。身体に入ったら同じこと?いいえ、そうではありません。

「薬」…つまり「毒物」として認識されたサプリメントは、肝臓で代謝されるので、身体への負担となるのです。肝臓は別名「物言わぬ臓器」と言われており、不調がなかなか体調に現れません。その為、回復が難しくなる段階までダメージを受けてから、その事実に気付く…なんて事も珍しくないのです。

また、少し前から言われているように、コラーゲンが肌の水分を保つから、コラーゲン入りのドリンクや鍋を摂取するというのも、あまり意味がありません。コラーゲンは蛋白質の一種なので、口から摂取するとまずアミノ酸にまで分解されます。そうして代謝された後に合成され、再び蛋白質になるのですが、この時にコラーゲンになるとは限らないのです。

更に言うと、コラーゲンになったとしても、それが肌の保湿に使われる保証はありません。血管の補強に使われるかもしれませんし、関節へ配分されるかもしれません。勿論、市場で出回る「低分子コラーゲン」も、分解されれば同じくアミノ酸になるので変わりはありませんよ。


ちなみに「酵素ダイエット」や「酵素ドリンク」で知られる酵素も、蛋白質の一種です



このように、栄養について正しい知識を持っていると、余分な時間やお金をかけ、間違った美容法を取り入れる事がありません。今回は美容について書きましたが、「○○(食事・栄養素)は××(健康・美容など)にいい」という文言の多くに対して「待った!」をかけられます。メーカーがさも本当のように言っている事のどれだけが真実か分かると、かなり便利ですし、身になります。

美容や健康に興味がある学生さんで、進路が決まっていない人は栄養士をオススメします。