結婚式場でのお仕事に憧れを持つ人は多いのではないでしょうか。

私はあの幸せな空間に憧れて、20代前半の頃に働いてみた時期がありました。



結婚式場の仕事はいくつも種類があります。

選択肢のひとつとして“ウエディングプランナー”という職種も考えていました。

この職種は名前もかっこいいですし、夢のある仕事だと思います。

ただ、「裏方に徹する」という感じがして、本番の新郎新婦をあまり見ることが出来ないようにしました。



あれこれ考えた結果、私が働くことにしたのは「宴会サービス」の仕事です。

これは結婚式の会場にて、料理を中心としたの接客サービスを行う役目です。

結婚式の最初から最後まで、会場内にいられることに刺激的な魅力を感じました。



結婚式に使う料理やお皿は、日常生活で使用する物とはまったく種類が違っています。

どれもこれも高級感があり、同時にその重さに驚きました。

仕事を始めた頃も、ある程度慣れてからも、ヒヤヒヤすることが多かったです。

お皿の数ももちろん、グラスの数もとても多いです。

乾杯用のシャンパングラス、赤ワイングラス、白ワイングラス、ビールグラスなど、たくさんあります。

それらを一滴のくもりも無いよう磨くのも私たちの仕事でした。

結婚式場の宴会サービスは、仕事内容が幅広かったです。




自分の結婚式場にいらっしゃる新郎新婦とは、当然のことながら当日まで面識がありません。

でも、料理を運びながらお2人の幸せな空間にいさせてもらえることは、なんとなく光栄な気持ちになれました。

プロフィールビデオが流れる時間、もちろんスタッフはそれを見ずに静かに作業しています。

私はついウルッと涙腺が緩みそうになって、慌てたことが何度もありました。




結婚式場での仕事は、夢があるしドキドキする瞬間が多いです。

でも、この仕事を長く続ければ続けるほどたくさんの結婚式を見ることになります。

私の場合、100件以上の結婚式を見た結果、少しだけ結婚式に対する夢が薄れた感じがありました。

「見飽きる」というほどではありませんでしたが、そうなってしまうスタッフも少なくない気がします。



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